自分らしさを表現して認めあう、そのための様々な運動
NLAができたのは、今から30年以上前の1977年。ちょうど僕たち10代の父親や母親が高校生(=10代)だった頃だ。
スポーツでは、王監督がまだ巨人軍の現役バリバリで、通算ホームラン756本という世界新記録を樹立した。TVでは、ピンクレディーがあっと驚く振り付けで一世を風靡した。今もかっこいいCharが「気絶するほど悩ましい」なんて曲で歌謡界に新風を吹き込んだ。音楽でも暮らしでも何でも「個性」に注目が集まった時代だった。
もちろん、高校生も自分の個性や「自分らしさ」を探し求めていた。そんな中、愛知県名古屋市のひとりの高校生が、当時高校生の喫煙が社会問題化していることに問題意識を持ち、「大人からの受け売りではなく、高校生自身でモラルを考えよう」と提案したのが、NLA運動の始まりだった。
これをきっかけに、名古屋市の高校生有志が集まり、連絡協議会ができた。「自分の人生は誰のものでもなく自分のもの。だから自分で責任を持ってつくっていくんだ」という彼の声にみんなのココロが共鳴し動き出した。名前をみんなで一生懸命考え、「NLA=ニュー・ライフ・アドベンチャー」とした。
「自分たちのできることから始めよう」とグループ運動がどんどん展開していった。自分からあいさつをしようという「あいさつ運動」。自分の身の回りからきれいにしていこうという「クリーン&グリーン活動」。さまざまな運動が生まれていった。これが具体的なNLA運動の始まりだ。翌1978年には、「第1回全国高校生の主張コンクール」が開催された。
   
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